世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。ポッドキャスト「ねじまきラジオ」配信中。

ペットショップボーイズのライブ映画『ドリームワールド』を見た感想

DreamWorld / Pet Shop Boys

ペット・ショップ・ボーイズのコンサート映画『ドリームワールド』を観てきました。
全曲PSBのシングル曲で構成されたセットリスト、ということで往年のファンも、
若い人でも楽しめるライブ映像でした。

 

そういえば、ライブは京都ワールドでのファットボーイスリム以来。
「BOY」つながり、かつテクノつながりでなんか偶然感じちゃうな。

 

TOHO梅田の映画館で観てきたけれど、
40~50ぐらいがメイン層で女性客が多いのが意外で、
男女6:4ぐらいの割合な印象。

ペットショップボーイズ/ドリームワールド ライブ映画感想

 

レビュー・感想

ライブ映像を見た中で印象に残った曲を軽く書いていこうかなと。
(ちなみにこの映像はコペンハーゲンのロイヤル・アリーナにて撮影されたもの)

 

・一曲目の「Suburbia」で巨大な銀のサングラスで登場。
この年齢なのに当時と変わらないぐらいの声が出せるニール・テナントすごい

 

・MCだけ日本語訳あり。歌詞は和訳ないので気になる方はご注意を。

 

・4曲目はU2の「約束の地」カバー。
この辺から飲んだビールが回ってきて個人的にヒートアップ。
ロックなU2の演奏もいいけれど、ヌルっとはじまるテクノアレンジも良い。
「Can't Take~」はやっぱ盛り上がるね

 

・「I Don't Know What You Want but I Can't Give It Any More」から「So Hard」への繋ぎもいい

 

・シームレスに8曲目「Left to My Own Devices」。
歌詞もけっこう面白い。幕の後ろにいるバンドに焦点があたる演出もかっこいい。

 

・9曲目からラテンムードに。

 

・11曲目の「モンキー・ビジネス」の制作裏話も面白かった

 

・「New York City Boy」はもっとアゲなアレンジでも良かったのでは?

 

・「Always On My Mind」はやっぱいつ聞いてもいいね。ジーンときた

 

・コーラスの女性は日系?の内間クレアさんという方。笑顔が素敵でパフォーマンスもすごく良かった

 

・EDMっぽい曲なんだろう?と思ったら「Vocal / ヴォーカル」。

・「Go West」もやっぱ最高。後半のハネたアレンジも斬新

 

・「It's A Sin」後ろの宇宙や太陽的な映像もあいまってよかった

 

・「West Ends Girl」キーボードのベース音が良い!クリス・ロウ最高。

 

・ラスト「Being Boring」でしんみり〆

 

音質はそこそこ良かったけれど、もうちょっと大音量でも良かったかも?

 

演奏しているバンドもみんな楽しそうで、それが一番よかったかな。

『アメリカン・ユートピア』的なノリが愉しめる人ならハマるはず。

 

www.nejimakiblog.com

 

ゲイの基礎教養としてペットショップボーイズは
これまでもちろん聞いていたけれど、

全アルバムを聴いていたわけではなかったので、
セトリがどれぐらい楽しめるか不安ながらも観にいった感じ。

・・・だけど全曲シングルだったので、
さすがにほぼ全曲わかる感じだったのでとても楽しめたなと。

 

A24によって4Kリマスターされた、
トーキングヘッズの『ストップ・メイキング・センス』をよそ目に(明日観ます)
先に見てきたけど、飛ばさず見れてよかった。

 

コンサート映画みるとやっぱり元気がでるよな~
(と無理やりはてなブログのお題に繋げてみたり)

今週のお題「元気を出す方法」

 

・・・この調子でデペッシュ・モードとかU2とかマドンナとかやってくれないかな?
と思いつつ、明日はトーキングヘッズの『STOP MAKING SENSE』見てきます。

 

ケミカルブラザーズを見れなかった人はまだ間に合うので (2/8まで)
PSBの映画をぜひとも。

 

www.nejimakiblog.com

 

音楽リーグを作って、曲のチャンピオンを決めるアプリ『Music League』

ミュージックリーグで音楽バトル

"音楽をテーマに大勢の友達と選曲で競い合う"という斬新なスマホアプリ、
『Music Legue』。

この公式動画をみればなんとなくゲームの仕組みは理解できるはず。

 

 

よくTwitterで「~な曲選手権」みたいなものがよく流行ってますが、

このアプリを使えばより簡単に、
友人や知り合いはもちろん、
(英語なら)世界中の人とオンラインで交流することができるという優れもの。

 

ゲームの仕組みとして、
アプリではたくさんのテーマ(お題)が出題されます。

・・・例えば、
「世界で一番幸せな曲」「ドライブ中に聴きたい曲」「夏に聞きたいサマーソング」
などなど。

そして、各プレイヤーはお題に応じて自分が適切だと思う曲を選択。

みんながチョイスした曲を皆で聴き、それについて議論(チャット)し、
どれがベストソングであるかを投票することができるというシステム。

そして結果発表へ。

Spotifyアカウントでログインするというのもユニーク。

ミュージックリーグアプリ

 

ものは試しに、と音楽リーグを作ってみたのでよければ参加してみてください。

募集する音楽は下記の4ラウンド。

  1. 冬に聴きたい音楽
  2. 3分以下の名曲
  3. 読書中に聴きたい音楽
  4. 今年聴いて一番よかった音楽

こちらより参加できます。
Check out this  Music League!

app.musicleague.com

 

アプリはこちらよりDLできます。(iOS・Android対応)

musicleague.com

 

www.nejimakiblog.com

 

『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』対談集を読んだ感想

教授のインタビュー本

かなり昔に電子書籍で読んだ『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』
Evernoteで「村上龍」を検索してたらキンドルのハイライトが残っていたので、せっかくということでブログに書いてみようかと。

坂本龍一さんが亡くなったとき、追悼の意を込めてブログにまとめようと思っていたけれど、ちょっと心がしんどかったのと忙しかったのもあって、ようやく。

現在はアマゾンのキンドルストアからは削除されてますが、10年前ぐらいは無料で読めたような気がする。

 

80年代にカルト的な熱狂を持って迎えられた対談、鼎談シリーズの「EV.Cafe」。 村上龍と坂本龍一のふたりの「龍」がその知性と感覚を研ぎ澄ましたこの対談シリーズが、 3.11 後の日本で復活しました。日本のいまと将来を憂う21 世紀の新たな対談とともに 1998年から2000年まで展開された対談、鼎談『EVCafe2』を初単行本化! 連載をしていた「エスクァイア日本版」誌が廃刊、その後10年に渡り入手困難となり、 ほとんど目に触れることができなかったため 書籍化の要望が高まっていた幻のシリーズを遂に一挙掲載。

 

www.nejimakiblog.com

 

政治からアメリカまで

ということで、印象に残った部分や感想をざっくりと。
(※Locationはキンドルのおおまかなページ数みたいなものです)

 

徹底的になくしたのは9・11の後のアフガン侵攻やイラク戦争の開戦当時のニューヨーク・タイムズに、なんの気骨もなければブレまくってばかりの論説記事が載ったとき。ニューヨーク・タイムズといえど、読者の大多数が読みたがっている論調を載せるだけのエンターテインメントに過ぎないって実感したときだったな。もうそれで幻想も信頼も、完全になくした。ニューヨーク・タイムズに限らず、どの国のどんなメディアも国民がなにを望んでいるかっていう空気を読んで、それに沿ったものを提供しているだけ。そこにはなんの一貫性もない。Read more at location 145

ガザ侵攻のときもNewYork Timesはやらかしてましたが、
911後もそんな感じだったのか・・・。

 

www.nejimakiblog.com

 

坂本 ぼくにジャーナリズム幻想はないけども、もしジャーナリズムにまだ可能性があるとすれば、それは権力の暴走を防ぐこと、嘘を暴くことが基本であって、大学でジャーナリズムを専攻すればそう習うはず  location 162

 

村上 歳のことを言ってもしようがないけど、死ぬまでに長編小説はあと何作書けるかっていうのは思っちゃうね。小説って書くのに時間がかかるから。 location 529

宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』と村上龍の『Missing』はかなり似ている、と言われているけれど、晩年になるとそういう方向にテーマは向かっていくんだろうか。

 

坂本 いまのこの気持ちのわるい社会に生きることは、小説家にとってかなり刺激にはなるって言ったけど。

村上 そう、その気持ちわるさを虚構に投影して小説に書いていくわけだから、ある意味のやりがいはあるよ。location 541

 

坂本 あの『コインロッカー・ベイビーズ』だって、当時のアンフェアな世の中をぶっ壊してやるって小説だしね。基本的に龍は変わってないよ。location 550 

『コインロッカーベイビーズ』、来年ウン十年振りに読み返そうと思ってます。
たぶん1月の「BookStack」読書会の本にするつもり。

 

 

坂本 3・11以降で音楽的な刺激を受けたいくつかの中で、とくに印象的だったのは、ぼくの友達のラッパーがエジプトの動乱のときに渦中に赴いて何か月か住んで、そこで録音したラップを聴いたこと。あのときのエジプトの状況とその中での音楽の扱われ方に衝撃を受けたんだ。タハリール広場で抗議活動をやっている若者たちのラップ。あそこでは毎週のように新しいラップが生まれてて、それは単なる音楽表現というだけじゃなく仲間への連絡手段として使われたりもしたのだけど、ある16歳のエジプトの少年のラップがリズム感も抜群でめちゃくちゃカッコよくて。エジプト人の少年にとってラップ・ミュージックは外国からの輸入物なんだけれど、完全に自分のモノにして独自の表現としている。これは刺激になった location 569

 

 

村上 う~ん、よくわかんないなあ。小説には目に見える連帯ってないよ(笑)。

坂本 そうか(笑)。音楽は聴いてもらってなんぼだから、どういう人が聴いてくれるかとか、聴かれるときの状況とかのシチュエーションも大事なの。

村上 小説とくらべると音楽はよりダイレクトだよ location 594

確かに、小説より音楽の方が、聞かれるシチュエーションって大事なのかも。

 

 

村上 そう。だからあえて、坂本作品でいちばん好きな作品は? って聴かれたら『スウィート・リベンジ』と答えるようにしてたんだよね。 坂本 ああ、あれ以前は他人のことを考えることはまったくなかったからね(笑)。聴き手のことは意図的に排除してたから、それはつまりは、音楽を作るということは方眼紙の上にどうきれいに点を置いていくかっていう審美的なことにしか気持ちが向いていなかったということでもある。 location 609

日本の聴衆にも受け入れられやすいポップな作品集を目指して作られたアルバム。

 

 

坂本 しかし、これまでのパターンからすると、次の『EV.Café』は2026年ぐらいの予定だけど(笑)、どういう日本になってるかな? 村上 経済的にはよくないだろうね。ということはお金でいろんなことを支えられなくなるので、難しいなあ。
location 632

2026年の「EV.Cafe」は教授の死により実現しなかったけれど、どんな内容になったんだろうな・・・。というか日本は大丈夫なんだろうか。

 

 

坂本 もっともっと、一般人がウィルスや遺伝子工学とか、環境工学の知識を持たないと生き残れない時代になっていくと思うからさ。僕は最近、生き残り技術として「整体」や「合気道」をやっている。それはインターネットと同じで、やっぱり実践的知識としての興味なんだよね。社会が悪いとかって言ってすむ時代じゃないもん。
location 796

コロナを予見したような教授のことば。
合気道やってたというのはちょっと意外。(でも似合うかも)

 

 

坂本 敏感な人が、こういう鈍感な社会で生き残っていくためには、感覚を鈍感にしておかなくちゃいけないのね。そうしないと自分を守れない。敏感だと今度は社会と「そり」があわなくなっちゃうわけで、生き方変えなくちゃいけなくなる。だから学校とか会社とか行かなくていいんだよね。 location 820

こういう言葉があると救われる人はたくさんいそう。
現代では学校ってそんなに無理していかないといけない場所でもないしね。

 

 

村上 だから、「人生ってものは傷つきやすいものなんだ」とか、「君たちは本当に傷ついている、わかった」みたいな小説を書けばもっとうけるんだろうなって考えることがある。みんな弱ってるからね。もうちょっと降りていって、解決策を含めて悩みをきいてあげた方がいいかな、俺ってちょっと不親切かなって思ったり。まあ、俺がそんなことするわけないけどさ(笑)。 location863

いかにも村上龍っぽい。

 

坂本 普通の人は訓練をしてないから、悲しい時でも、どう表現していいかわからないんだよね。でも、悲しいことってまわりにいっぱいある。location 878

 

坂本 好き嫌いは別にして、尾崎豊もそういう役割だったんだろうね。 村上 中島みゆきもちょっとあるけど。そういうのは今はないもんね、必要としてないと思うんだ。 坂本 自分が傷ついていることを気がついていないんじゃないかな。でも傾向は違うけど、近いと思うのはMr.Childrenかな。location 887

今の時代だとAdoがそれにあたるんだろうなと。

 

村上 羽生善治に逢った時も言ってたけど、将棋においてもすごくいい手というのは、将棋のパターンの中にある手じゃなくて、感覚的な領域に入ってる手なんだって。自分で何でそうしたのかわからない手が残っていくらしいよ。location 969

この時から羽生善治さんってすごかったんだろうな。将棋全然詳しくないけれど。

 

 

村上 僕はこの2年間ぐらい、面白い夢を見ると記録してるんです。小説を書くのは、めんどくさいからすごく嫌なんです。だけど夢を書くのはすごく楽しい。なんでだろうと思うんだけど、夢っていうのは物語がないんですよ。偶発的な事件とか、エピソードやフラッシュ・バックの映像みたいなのがあって、それを自分の中で瞬間瞬間物語にしていくのね。それは小説と、作業としては同じなんだけど、夢の場合は書くことがすべてもう決まってるんで、それを記録していけばいいんですよ。 location1199

最終的に『Missing 失われたもの』に繋がったんだろうなと(少ししか読んでないけど)。

 

村上 もう一つは、一つの国家の上位の、「EU」みたいなリージョナル共同体が盛んになってくるよね。「国家を超えたもう一つ上位の枠組み」みたいなね。こういう世界の流れの中で、明らかに自分が所属するものが没落するっていう不安を抱いてる人がいっぱいいて、そんな人たちは明らかにナショナリズムに回帰してくだろうね、きっと。 location 2755

 

村上 今までのエコロジーは環境を守るという、欲望を抑える方向だったんだけど、今は欲望を抑圧するだけではなくもっと積極的に環境を維持していくという方向になってる。

坂本 メリットを感じさせるエコロジーね。結局、人間の経済活動をやめずに、しかも持続的な環境を作っていこうとすれば、そういう方向にならざるをえないんだよね。location 2828

 

ほかにも映画『ソイレント・グリーン』が語られたり、

 

「来世紀は「よく死ぬ」ことが大切になる」という浅田彰との対談、
「幸せなインターネットの時代は 終わってビッグビジネスの時代へ」という伊藤穰一との会話など、どれを読み返しても面白かった。
(あくまでハイライトで残してた部分のみだけど)

 

2016年時点ではキンドル版として公開されていたので、
こういうのこそ誰でも読めるように手に取れる場を広げてほしいなと思ったり。

 

EV.Cafe 超進化論』というのも気になっているけれど、
さすがに文庫本に3000円は出せないので、図書館で探してみたい。

 

www.nejimakiblog.com

『おしゃれと無縁に生きる』/村上龍の感想(幻冬舎文庫) - 世界のねじを巻くブログ

ロサンゼルス・アメーバレコードでの店員さんとの思い出

アメリカ旅行の記憶

店員さんとの思い出、となるとまず思い浮かんだのは
ロサンゼルスの「Amoeba Music Hollywood」での思い出だった。

 

初めての海外一人旅で訪れた、
LAダウンタウンの一角にある 知る人ぞしる名レコード店。
日本の音楽メディアでも度々名前が挙がるほど有名なお店なのだ。

 

 

 

なにしろ老舗店なので、
あのポールマッカートニーが中でライブをしたこともあったりするほど。


有名人が「何のレコードをディグるのか?」を記録する人気ドキュメンタリー「What's In My Bag?」のあそこ、といえば伝わるかもしれない。

 

僕がアメリカ旅行をしたオバマ政権の頃、
円高ドル安の影響で1ドル=78円 (なんと!)ぐらいだったので、
学生がバイトで貯めたなけなしのお金でも、
そこそこ強気で購入できた。

 

当時は家にレコードを鳴らすような環境もなかったので、お目当てはもちろん中古CD。

 

なけなしのお金(ただし円高パワーで強め)で購入したのはこんなアルバムたち。

 

当時の写真を振り返ってみなくても、はっきりと何を買ったのか覚えている。

 

  • Avalon / ロキシー・ミュージック
  • Live One / フィッシュ
  • Two Against Nature / スティーリー・ダン
  • Live At Hollywood Bowl / ザ・ドアーズ
  • Smile / ビーチ・ボーイズ

 

平成生まれの学生にしてはずいぶんクラシックなチョイスなせいか、

音楽への思いを察知してくれた黒人のおにーさんの店員が会計の途中に、
レジ脇に置いてあるピンバッジやステッカー(もちろん売り物) を掴んでCDと共に紙袋の中に入れ、

「Take it.(もってきな!)」と僕に渡してくれた。

 

一瞬わけがわからなかったけれど、
僕は意図を察して「ありがとう!」とあえて日本語で返して店を去った。

 

アメーバレコードでの店員さんとのやりとりは、
まさにあの旅で一番「アメリカンだなぁ!」と感じた出来事だった。

 

アメーバミュージックレコードハリウッド

 

シンプソンズそっくりのスクールバスをみたときも、
ヨシュアツリー国立公園でXXしたときも、
In and Outバーガーを食べたときも、

"ザ・アメリカ" を感じたけれど、
この"ささやかな瞬間"もまた大切な思い出だったりする。

 

旅行中、ずっとポータブルCDプレイヤーを持ち歩いてCDを聞いていたので、

ロキシーミュージックの「More Than This」やフィッシュの「Bouncing Around The Room」を聴くたびに、あの出来事を思い出す。

 

 

 

あの店員さん今頃なにしてるんだろうなあ。

 

www.nejimakiblog.com

 

U2のMSGスフィアライブ@ラスベガスに期待していること

MSG Sphere@Las Vegas

ラスベガスでエンターテインメントの歴史が変わる。
なんてったってU2の『UV Achtung Baby Live At Sphere』がLas Vegasで始まるから。

これは冗談ではなく、僕は本当にそう思っている。

 

U2といえば「ライブのお手本」そのものを体現するアーティストで、

毎回ライブツアーをやるたびに、色んな革命を起こしてきた。

 

例えば、

  • 戦争の歌で白旗をあげる
  • 車を吊るして照明代わりに
  • ライブ中にマドンナや大統領に電話
  • 巨大なレモンの宇宙船をステージに打ちあげる
  • すだれ式のLED
  • コンサートを携帯電話で撮影可能に
  • 3Dコンサート映画をかなり早い段階に作ったり(アバターより1年早い)
  • スタジアム360度客席にして世界一の動員に
  • 全世界Youtubeライブ生配信
  • ARやVRを有効活用
  • どの座席でも正確な音が届く最新鋭のスピーカーを使う
  • 8Kディスプレイ

などなど色んな技術を生かしながら見せてくれるコンサート。

 

 

ラスベガス限定でショーが行われるそうで。

 

U2が今回こけら落としライブをする「MSGスフィアー」は桁違い。

 

なんと
"サッカーコートとほぼ同じぐらいのディスプレイを球体にして覆った"
という小学生が考えるような、
とんでもない構造物をそのままラスベガスに作ってしまったというのが今回のそれ。

CNETのこの動画が一番分かりやすいかも。

 

どこの座席でもリアルに聞こえる最新式のスピーカー
まるで右耳に語り掛けてくるような音響効果も可能だそう。

 

においや触覚も生み出せる

薔薇の香りや豪雨など、五感に訴えかける

 

それぞれの座席にHDMIケーブル・LANケーブルが付いている?という噂もあり
高画質ライブ配信にも対応しているのかも。

 

座席は17500人分だそう。
しかもシートは人間の皮膚を再現したもので、音質の干渉をしにくいらしい。

 

現実世界でメタバースをみるようなリアルさ

「Even Better Than The Real Thing」(現実より良いもの)とはよく言ったもの。

 

コロナ禍の影響で延期され、予算も膨れ上がったりで大変な中、
ようやく完成を迎えたMSGスフィア。

www.nejimakiblog.com

 

音漏れ文化ものを過去のものに

僕が特に期待しているのはこのMSG SPHERE内部のみならず、
(おそらく)チケット代を払っていない外側の人も映像を見られるというところ。

なので音漏れどころか
無料でライブを楽しめる可能性がある、というのが恐ろしいところ。

ずいぶん前に世界で初めてYoutubeライブ生配信を無料で行ったり、
新作アルバムを無料配布したりしてきたU2。

 

なので今回の目玉は
リアルの生ライブ体験も無料で提供するのでは?というところ。

(※もちろん球体内部のライブ入場者は有料だけれども)

U2のライブ後もいろんなアーティストがレジテンシー公演をするそうで、現地に行ける人は羨ましい限り。

 

毎回ライブパフォーマンスというものを革新してきた
U2だからできること。

 

日本じゃ欧米ほどの人気はないけれど、
ライブミュージックの裾を広げてきたアーティストとして、
間違いなくU2は外せないだろうなと。

 

ライブコンサートの最先端をどこまで見せてくれるのかは本当に楽しみ。

 

(※ただ今回メンバー四人でのコンサートではなく、
ドラムスのラリーマーレンJr.がいないのが唯一悔やまれるけれど)

 

インスタグラムやTiktokで外から球体を録った動画がバズるのが目に映るようだし、新曲「アトミックシティー」も良いし、本当にラスベガス公演がうまくいってほしいなと。

 

『ジョシュアツリー』と同じく時代背景も怖いほどアルバムの内容にぴったりで、
2023年にアップデートした名盤『アクトンベイビー』の曲が聴けるのがほんと楽しみ。

Achtung Baby-Spec/Remast-

Achtung Baby-Spec/Remast-

  • アーティスト:U2
  • Island
Amazon

 

ライブ前日ということで深夜に一人、
興奮しながら書いているので文章がぐちゃぐちゃだけど今回はそんな感じで。

ライブ後にまた思ったことを書いていこうかなと。

www.nejimakiblog.com

MSG Sphere: ラスベガスの球体型スクリーンが気になる | 世界のねじを巻くラジオ

最も偉大なミュージックビデオ50選 by AVCLUB

PVランキング

最近読んだ「AVCLUB」という海外サイトによるベストMVランキング。

 

・The 50 greatest music videos of all time, ranked

www.avclub.com

 

ちょっと面白かったので、個人的に好きな動画を挙げていこうかなと。

 

42位:Twisted Sister - We're Not Gonna Take It

こういうお馬鹿系PVもちゃんと入ってて良いランキング。

マッドネスの「Our House」とかこういうのすごい好き。

 

31位:Eminem - The Real Slim Shady

エミネムのこういうPVもヒップホップへの貢献は大きかったはず。

 

 

30位:Fatboy Slim ft. Bootsy Collins - Weapon Of Choice

以前ニュースレターでも紹介したファットボーイスリムのあれ。
おっさんが謎に踊り続ける系PVとしては、影響力地味にデカそう。

 

 

nejimaki.substack.com

 

 

Duran Duran, “Girls On Film”

日本ネタとしては「なんじゃこれ」だけど
はじめてみたけどインパクト大。

エド・シーランの「Shape Of You」もそうだったけど、
相撲レスラーはやっぱり絵になるのかな。

 

 

21位:David Bowie - Ashes To Ashes

意外なところが来たけれど、映画感強めでカルト的な人気はありそう。

映画『ムーンエイジ・デイドリーム』でも割と長めに取り上げられていた気がする。

 

 

R.E.M. - Losing My Religion

 

REMの代表曲。
三島由紀夫とデイビッドリンチを混ぜたようなPVの独特な世界観が最高。

 

 

・・・で、なんと一位はピーター・ガブリエルの「スレッジハンマー」!

個人的に思い入れもある一曲なので納得の1位。

 

Peter Gabriel - Sledgehammer

 

 

マドンナはやっぱり「Like A Prayer」、トーキングヘッズのあれ、プリンスの「Kiss」、など上位はやっぱり鉄板ネタが多い。

(Guns N Rosesの “November Rain”ってもしかしてユニコーンの「大迷惑」の元ネタだったの?)

 

レッチリのあれも、U2のあれもないのにスゴイ満足感。

 

有名なPVはザ・シンプソンズとかサウスパーク、ファミリーガイなど海外ドラマでもネタにされがちなので、どれも見て損はないはず。

 

音楽自体もどれもいい曲ばかりなので、洋楽ハマりはじめたという方も
ビジュアルから入るのもありかもね、ということでオチもないけどそろそろこの辺で。

 

www.nejimakiblog.com

 

ニューヨークタイムズの音楽プレイリストが良いぞ という話。

NewYork Timesの音楽プレイリスト

音楽好きならNPRやPicthforkのニュースレターは登録して損はないし、
以前もちょこちょこ紹介していたりするけれど、今回はあのアメリカの新聞社の話。

 

最近、ニューヨークタイムズのプレイリストがなかなか良いぞということに気づいたので軽く紹介。

 

空港で(待っている人のための)音楽

The Amplifier: Music for (Waiting in) Airports - playlist by nytimes | Spotify

もちろん、ブライアン・イーノの『Music For Airports』のパロディ。

旅行や飛ぶことに関する曲がPickされてます。面白い。

 

ヒップホップ50周年

The Amplifier: 50 Rappers, 50 Stories (Remix) - playlist by nytimes | Spotify

ニュースレターと連動型のプレイリスト。

 

バービー/オッペンハイマーに関する非公式プレイリスト

The Amplifier: Barbenheimer, the Unofficial Playlist - playlist by nytimes | Spotify

 

電化マイルス特集

5 Minutes That Will Make You Love Miles Davis's Electric Period - playlist by nytimes | Spotify

 

シネイドオコナーのエッセンシャルソング10選

Sinead O’Connor's 10 Essential Songs - playlist by nytimes | Spotify

 

2022年のベストポッドキャスト番組

2022 Podcast Club Picks - playlist by nytimes | Spotify

 

NYT読者が選ぶワークアウト(運動用)ソング11選

The Amplifier: Readers’ Picks! 11 Motivating Workout Songs - playlist by nytimes | Spotify

 

 

ウェスアンダーソン映画に登場する印象的な音楽たち

open.spotify.com

 

Wes Anderson’s Best Needle Drops - The New York Times

ウェブ記事での解説も良い。

 

もちろん、おすすめの新曲をキュレーションしてくれる回もあります。

 

AI・アルゴリズム時代だからこそ、
ちゃんと音楽が好きな人が選んだプレイリストを聴いていきたいなぁと。

 

Apple MusicではなくてSpotifyなんだなぁというのも
ちょっと意外というかなんというか。

 

・・・ふと思ったけど、日本の新聞社で音楽プレイリストを公開しているところって
ひとつもないような。(あったらぜひ教えてほしいなと!)

こういう生活に根ざしたところがウケてるんなら、
日経や朝日も真似すればいいのに。

(ニューヨークタイムズも、
一番読まれているのはクロスワードパズル、というのは有名な話だしニュースにこだわる必要はないと思う)

特にオチもないですが、今日はこんな感じで。

 

 

www.nejimakiblog.com

ブログやポッドキャストで紹介したSpotifyプレイリストをまとめてみる

音楽のおすすめプレイリストまとめ

はてなブログの今週のお題が「わたしのプレイリスト」だったので、
AIのレコメンドに負けじと紹介してきた音楽たちを、一気に振り返ろうかなと

 

 

 

ブライアンイーノの個人的10曲

Brian Enoの名曲を、アンビエントから実験音楽、ポップスまでざっくり10曲紹介してみました。

open.spotify.com

 

www.nejimakiblog.com

 

 

2021年に心揺さぶられた名曲たち

シマファンク、今年サマソニ東京に来るらしくて本当に羨ましい。

2021年に心揺さぶられた名曲たち - playlist by ねじまきラジオ | Spotify

 

www.nejimakiblog.com

 

2022年に心揺さぶられた名曲たち

2022年に心揺さぶられた名曲たち - playlist by ねじまきラジオ | Spotify

www.nejimakiblog.com

 

 

コロナ禍、おうち時間に聴きたい音楽

アンケートで公募した「おうち時間」に聴きたい音楽たち。

open.spotify.com

 

ちなみに僕が選んだ10曲はこちら。

コロナウイルス対策ソング - playlist by ねじまきラジオ | Spotify

 

 

個人的平成のヒット曲

 

平成のヒット曲 / 柴那典 - playlist by ねじまきラジオ | Spotify

柴那典さんの『平成のヒット曲』を読んでチョイスした僕的平成の名曲10選。

www.nejimakiblog.com

 

 

好きな映画サウンドトラックまとめ

僕が子供の頃から聴いてきて、音楽を好きにさせてくれた映画サントラの名曲たち。

open.spotify.com

 

このPodcastエピソードで紹介した曲たちです ↑

open.spotify.com

 

 

 

ゲイ四人が語る好きな音楽とエピソード

 

げいぽ関西 ~好きな音楽を語る編~ - playlist by ねじまきラジオ | Spotify

 

このポッドキャストで話した「ゲイ四人が選ぶ好きな音楽」のプレイリスト。

open.spotify.com

 

ニュースレターで紹介している音楽たち

「ねじまき通信」でおすすめした音楽をまとめたプレイリスト (※随時更新中)

open.spotify.com

 

www.nejimakiblog.com

 

とりあえずはこんな感じで。

 

あ、そういや今月はプライド月間なので、
LGBTQ+的な曲を集めたプレイリスト、
余裕があれば作りたいなと思ってます。

 

今週のお題「わたしのプレイリスト」

 

 

Apple Music Classicはクラシック音楽を救うのか?

オーケストラ人気とストリーミング配信

最近アメリカでサービス開始した「アップルミュージッククラシック」が気になってます。

「Apple Music Classical」が配信開始 日本は順次利用可能に

 

・世界最大のクラシック音楽ライブラリ
・音質が良い
・検索機能が優れている
・音声解説


などSpotifyなど従来の音楽ストリーミングサービスと比較して
クラシック音楽に特化したサービス。

 

Apple Music Classical aims to reach music lovers the streaming revolution left behind | NPR

 

ストリーミング配信とクラシック音楽の相性の悪さは以前からよく言われていて、

 

・曲の名前、作曲者、演奏者、楽章など
音楽の情報がポップミュージックと比較して複雑

 

・いわば基本カバー曲、なので従来の検索機能では対応するのが難しい
(「四季」だけでも数千、数万以上の演奏があるだろうし)

 

などクラシック音楽独自の問題がこれで解決されるのか、
というのが見どころなんだろうなと。

 

いままでもクラシック音楽のストリーミング配信サービスはいくつかあるんですが、
どれもいまいち主流になれず、というのが続いていたそうで。

 

コロナ禍から海外でも交響曲が流行している
という記事を読んだけど、そういう流れもあって、
アップルも力を入れ始めただんろうなと。

 

海外でのお値段は月額 $10.99/£10.99とのことで、

日本円での月額価格の発表はまだだそうですが、
Spotifyプレミアム以上になりそうなので、
正直ちょっとお高いかな・・・というのが正直なところ。

 

 

アップルの狙いとしては、
このサービス自体で大きな利益を出すつもりではなく、

・クラシック音楽愛好家と、ハイブランド好きのAppleユーザーがマッチしている

クラシック音楽好きはオーディオへお金をかけられる富裕層である割合が高い

 

そのためこのサービスをきっかけに、
iPhoneやHomePods、Airpodsなどに誘導してくつもりだろう、
上の記事でも書かれていました。

 

今のストリーミング配信における収益分配は基本的に
「1再生何円」なので、
3分の曲と、20分の曲、どちらが再生回数が稼げるかというと
答えは歴然で、

ただ単に再生回数によって利益が配分される仕組みは見直されるのでは?
という話も。

 

他の注目ポイントとしては、
ヨーヨー・マ、ヒラリー・ハーン、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドなど
大物アーティストもサポートするとのことで、
アーティストとのコラボにも力をいれていくそうで。

 

また、Apple Musci Classicは
現時点ではパソコン・ブラウザで使用できないようなので(iPhoneのみ)
まだまだこれからの展開がどうなるかわからない探り探りな感じ。

 

(ドイツのグラモフォンも確かストリーミング配信やってた気がするけど
あれの評判はどうなんだろう・・・)

 

いずれにせよ日本でのサービス開始はまだまだ先になりそうですが、
なんだかんだ期待してます。

(とりあえず1ヶ月は入ってみるつもり)

若者からあまり見向きもされなかったクラシック、
こういうのをきっかけに陽の目があたるといいなと。

 

www.nejimakiblog.com

SNSの次はSMS。Communityというテキストメッセージサービスが流行るかも。

心揺さぶられた音楽15選 in 2022年

ベストソング@令和四年

年末恒例の私的ベストソングオブザイヤー、
のはずが延び延びになって年度末にようやく時間ができたので書くことに。

地域問わず・ジャンル問わずで2022年に発表された曲をチョイスしてみました。

すべて [ 曲名 / アーティスト名] で記載してます。

 

The Sound / The Foals

 

ポスト・コロナ的なアルバムとして
まずはザ・フォールズの『LIFE IS YOURS』を挙げておきたいなと。

イギリスのバンド、ザ・フォールズ新作のラスト一曲。
この曲に限らず、コロナの憂鬱を吹き飛ばすような
ダンサンブルな曲はほんとに多かった一年だったかと。

フジロックのYoutube配信もめちゃ良かったですよね。

 

宗教二世問題と被るような「LIFE IS YOURS」を
ニュースレターで紹介したのがついこの間のことのよう。

 

 

Drive Me Crazy / ((さらうんど)))

まずは邦楽バンドの((さらうんど)))新作からの一曲。

((さらうんど)))というアーティストは今作で初めて知ったけれど
夜のランニング中に延々と聴いてました。

独特な発音の英語詞が気持ち良く、なんどもリピートしてしまう魅力があり、

音の広がりが気持ち良いのでぜひヘッドフォンで聴いてほしい一曲。

 

Music For a Sushi Restaurant / ハリー・スタイルズ

ハリー・スタイルズの新作『Harry's House』のOP曲。

「寿司レストラン」の曲なのに、
"和"の字が一切ない曲調なのが振り切って逆に良い。

ホーンの使い方もうまく、
ピーターガブリエルの「スレッジハンマー」が好きなら絶対ハマるはず。

サビを「♪バー・ババー♪」で乗り切る思い切りの良さも最高。

ハリースタイルズのアルバムをベストに挙げている人はたくさん見たけど、
この曲が意外と語られることがなかったのがいまだに納得できないのは自分だけ?

 

こんなネタ記事も書いたのでかなり思い入れもあったり。(寿司だけにね)

 

 

私の真心 / アイナ・ジ・エンド

ガールズグループ BiSHのメンバー、アイナジエンドのソロ曲。

音楽好きな人はすぐ気づくかと思うけれど、
おそらくディアンジェロの「Untitled(How Does It Feel)」のオマージュで、
かなりソウルフルな一曲。

日本人でここまでの"性"をさらけ出している曲
滅多にないかと。

ほんとに包まれるような一曲。

曲のミックス自体もめちゃくちゃ良いので、
ぜひヘッドホンで聞いてほしいなと。

 

This Hell / リナ・サワヤマ

LGBT当事者としてなかなか世知辛い一年だった中でも
救われたのがこの一曲。

日系アーティストとしても世界中で大活躍していた
リナ・サワヤマの一年だったかと。

This hell is better with you

の歌詞もほんとに励まされたな~。

 

Teeth / Perfume Genius

LGBTQ+なアーティストからもう一曲。

シアトルのゲイのアーティスト、 パフュームジーニアスの新作アルバムより。

繊細なボーカルと現代音楽風な展開がほんとに最高。
4分13秒の曲だけど、深くまでどっぷり浸かれるような不思議な一曲

シガーロスやヨンシーが好きならハマるはず。

 

Khazad-dûm / Bear McCreary

『ロードオブザリング 力の指輪』のサウンドトラックより。

賛否両論のドラマ版『力の指輪』でしたが、
サントラに関しては文句なしに良かったなというのが個人的な意見。

この曲に限らず、どれもハイクオリティな音楽ばかりで楽しめました。
音楽だけであのカザドドゥムの世界観を作れるのはすごいなと。

 

 

さよならメランコリア / 佐野元春& ザ・コヨーテバンド

邦楽を振り返ってみて思うのが、
佐野元春の新作アルバム『今、何処』もかなり聴いたなということ。

その中でも一番印象に残ったのがこの曲。

イエスかノーか
どっちでもなく
白か黒か
決まんないまま
なんとなくHAPPY
なんとなくBLUE
曖昧なままのジェラシー
そう、ぶち上げろ魂君の魂

演奏も歌詞もアツい。

 

 

Chicken Wings / Samm Henshaw

ヒップホップ、そういやまだ紹介してなかったな、ということで。



アメリカ人かと思いきや、英国のアーティストだそうです。
「Thoughts and Prayers,」の曲も良かった。

PVも歌詞もユニークでかわいいのでぜひともチェックを。

 

Megenta Mountain / King Gizzard & the Wizard Lizard

オーストラリア・メルボルン出身のバンド。

なんだか癖になるサイケロック。
中二病的なバンド名ですが、このヨレヨレ感がほんとに良い。

 

Chaise Longue / Wet Leg

日本でもかなり話題になったウェット・レッグのデビューシングル。

「I got a BIG D」を繰り返す歌詞がサイコーな一曲。
ザ・ストロークスの1stが好きな方は必聴。

 

Making Gardens Out Of Silence / ブライアン・イーノ

2022年はBrian Enoの年だったかと。
京都のブライアンイーノ展も最高でした。

ど真ん中なアンビエント音楽。

ノンボーカルな曲の方がいいというとイーノ先生に怒られそうですが、
皮肉なことに、新作の中でこの曲が一番よかった。
月夜にバスタブに浸かりながら聴きたい一曲。

今度ボーカル抜きVer.ミックスのアルバムも出すそうです。

 

 

www.nejimakiblog.com

 

KEEP IT UP / Rex Orange County

日本でも巷で話題になった、レックス・オレンジ・カウンティー。

ビートルズのストロベリーフィールズみたいな雰囲気がいい。
アムステルダムを家族ビデオみたいに撮ったPVも最高。

売れてるのにインディーズ感を失わない不思議なバンド。

 

Santé / Stromae

ベルギーのラッパー、ストロマエ。
10年ぶりのカムバックだそうです。

この新作アルバム、個人的にかなり良かったのですが
あまり年間ベストに挙げている人を見なかったような。

一言も何言っているのかわからないですが、
ミクスチャーな感じでトラックがすごい凝ってて楽しい一曲。

Achinkad / Imarhan

インドのアーティスト、イマーハン。
後半の展開もいいし、PVの民族衣装がなんともおしゃれ。
2:24~の展開がすごいので一曲全部聞いてほしいなと。

OnlyL (feat. Nimmo)  / TSHA 


TSHAというダンスミュージックのプロデューサーの新作
めっちゃ好み。深夜に踊りたいやつ。

一曲目に紹介した、
The Foalsの「The Sound」に似てるといえばそうかも。
こういうダンサンブルなの、意外と好きなんです。

 

CHICKEN TERIYAKI / ロザリア

スペインのアーティスト、ROSALÍA。
これに関してはみんなベストに挙げていたので

心病んだときは「チキンテリヤキー カワサキー♪」と唱えればあら不思議!
この一年相当リピートした一曲。

Black Pinkとか好きな方もハマるはず。

 

15曲縛り、と思ってたのですが知らん間に2曲ほどオーバーしてたので
この辺りで終わりにしようかなと。

 

ほかには、

1972年から50周年ということで、
ビートルズの『リボルバー』2022 Mixもかなり印象的でした。

 

曲数的に書きもらした曲も追加してSpotifyプレイリストにもまとめてみました。

 

 

 

 

2023年も期待の一年で、

・ブラー復活

・U2のMSGスフィアでのライブ

・スティービーワンダーの新作もそろそろ?

・ピーターガブリエルやデペッシュモードの新作楽しみ

・洋楽アーティスト来日ラッシュ

などなど、ほんと楽しみなことばかりで音楽はまだまだ死なないなと。

 

・・・ということで、そろそろこの辺で。

Stay Young!!

 

ポッドキャストやってるので、よければ聞いてみてください。

open.spotify.com

 

去年のベストソングはこちらより。プレイリストもあります。

 

 www.nejimakiblog.com